最近、風疹が流行しているとニュースで耳にしたことはありませんか?
風疹は人によっては感染しても症状のでない人もいたり、そこまで警戒されていない感染症でしょう。
しかし、
風疹を警戒しなければいけない人がいるのです。
それが、妊婦さんです。
妊婦さんが風疹にかかってしまうと大変なことになります。
そこで、風疹がどういった病気で、妊婦さんが感染するとなぜ危険なのかを知っておきましょう。
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風疹とはどんな病気?
風疹とは風疹ウイルスによって発症する感染症の1つです。
風疹の主な症状
発疹がでる、発熱、リンパが腫れる
などの症状があります。
子どもが風疹になると比較的軽い症状で治ってしまうことが多いとされています。
しかし、大人が風疹になると症状が出ている期間が長くなり、関節痛の症状がひどくなってしまう人がいるとされています。
しかし、風疹に感染しているのに、特に症状が出なくて治ってしまう人もいるのです。
風疹の感染の仕方
風疹は風疹のウイルスを持っている人が咳をすることで、ウイルスが飛んでいきそれを吸い込むことで感染します。
潜伏期間は2~3週間程度とされています。
【2018年】日本各地の風疹流行情報
首都圏
首都圏では風疹の患者が急増しているとの発表がありました。
2018年8月6日~8月12日までの風疹の累積報告数が139人。
前年度の報告数を上回っています。
千葉県=41人
東京都=39人
埼玉県=9人
神奈川県=5人
愛知県
愛知県の風疹報告件数は2018年8月までで10人。
愛知県としては前年度までと変わらないとのことです。
福岡県
福岡県の風疹報告件数は2018年8月19日までで9人。
福岡県としては前年度までと変わらないとのことです。
北海道
北海道の風疹報告件数は2018年8月26日までで7人。
北海道としては前年度と変わらないとのことです。
風疹が流行しているとニュースでも耳にしますが、特に首都圏にて患者数が急増していることが分かります。
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妊娠中に感染すると赤ちゃんにどんな影響がある?
妊婦さんが風疹に感染すると赤ちゃんに影響がでる為に危険だと言われています。
そこで、妊娠中に風疹に感染すると何が起こる可能性があるのかを知っておきましょう。
妊娠20週ころまでの妊婦さんが風疹にかかると、お腹の中の赤ちゃんにも影響があるとされています。
妊婦さんが風疹にかかるとお腹の中の赤ちゃんんも風疹のウイルスに感染してしまうのです。
すると、お腹の中の赤ちゃんが障害をもって生まれてきてしまう可能性があるのです。
これを先天性風疹症候群と呼んでいます。
障害の内容としては、難聴、心疾患、白内障、緑内障、体の発達の遅れ、心の発達の遅れ
などが起こる可能性があるとされています。
お腹の中で風疹に感染してしまった赤ちゃんがこれらの障害全てをもって生まれてくるわけではありませんが、いくつかの障害をもって生まれてきてしまう可能性があります。
特に、妊娠20週ころまでに風疹に感染すると赤ちゃんにも影響が出やすいとされています。
風疹の予防接種や抗体検査はどのように受ける?
妊婦さんは、病院へ検診に通っていくと血液検査が行われます。
その血液検査の中で妊婦さんの体にどれだけ風疹の抗体があるか調べられます。
血液検査の結果を教えてもらえるので、風疹の抗体がどれくらいあるのかは知ることができます。
もし、風疹の抗体がない場合は
- 人混みへ出かけないようにする
- 家族に風疹のワクチンを接種してもらう
など対応するように言われます。
妊娠中は風疹ワクチンを接種できません。
これは、風疹ワクチンが、生ワクチンのためです。生ワクチンは、予防対象のウイルスなどをそのまま接種するするため、子宮内の赤ちゃんへ影響を与える可能性があるのです。
その為に、予防接種を受けられない妊婦さんは、風疹に感染しないことが重要になります。
風疹の抗体検査について
風疹の抗体検査は検査を行っている医療機関にて検査することができます。
どこの病院で行っているか分からない場合は、直接病院へ問い合わせてもいいです。
内科、小児科、産婦人科などで検査してくれます。
他にも、住んでいる都道府県の保健所に連絡をするとどこの病院で検査を受けられるか教えてもらえます。
風疹の予防接種について
予防接種を行っている病院にて風疹の予防接種をうけることができます。
大人が風疹の予防接種を受ける際は、まず、風疹の抗体検査を行うことになります。
検査結果次第で、風疹の予防接種が必要かどうか教えてもらえます。
風疹の予防接種が必要な場合は、予防接種を受けましょう。
まとめ
風疹は流行しているといっても、人数でみると少ないと感じる人もいるかもしれません。
しかし、風疹の抗体を持っていない大人が多くいます。
妊婦さんは風疹にかかると赤ちゃんが危険にさらされてしまいます。
もし、家族に妊婦さんがいたら、進んで風疹の抗体検査にいきましょう。
風疹の抗体検査で抗体をもっていなかったら、風疹の予防接種をしましょう。
風疹は予防接種をすることで、感染することを防ぐことができます。
風疹の抗体を持っているかどうか検査して、必要であれば予防接種を受けましょう。
これだけの行動で、赤ちゃんを守ることができます。
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