子どもが小学校に入学すると、毎日持ち歩くことになる「ランドセル」
空で持つと、そうでもないのですが。。。
学校に行く時の、荷物の入ったランドセルは、かなり重い!ですよね。
いくら両肩で背負うとはいえ、重いことには変わりがなく。
月曜日や長期休み明けは、さらに重い!!ということも。
必要なものが入っているだけなのに、一体どうして、ランドセルはこんなに重いのかしら!?と、疑問に思ってしまいますよね。
今回はそんな、現代の重~いランドセルについて、また、近年問題になっている「子供の腰痛について」お話させていただきます。
スポンサードリンク
「ランドセルが重い問題」とは?ランドセルが重くなった理由も
ランドセルは、一体どうして重くなってしまったのでしょうか?
その原因の一つとして。
2011年度から実施された「ゆとり教育の見直し後」に、教科書のページ数が増えたことがあげられます。
そして教科書はページ数が増えるだけではなく、一部大型化したものも。。
国語・算数・社会・理科の平均ページ数は「ゆとり教育」時代と「脱ゆとり」後を比較すると、なんと約35パーセントも増えているんです!
それだけページ数が増えたら、ランドセルも重くなるはずですよね。。。
しかもそれだけではなく、教科書の拡充にともなって、副読本なども追加されました。
そしてそれらがすべて入るようにと、ランドセル自体の容量も、以前に比べて大きくなってしまったのです。
教科書等が入らないランドセルじゃ、売れなくなってしまいますもんね。
仕方がないこととはいえ、やはり大きくなったら多少重さも増してしまうし。
ランドセルが軽くなる要素が、ないですよね・・・。
せめて使わない教科書などを学校に置いてこれたらいいのですが、多くの学校では「置き勉禁止」だったりします。
あまりのランドセルの重さに、少しずつ置き勉をOKする学校も増えているようですが。
残念ながらまだまだ少ないようで、子どものランドセルは重いままのところが多い、というのが現状です。
子どもの腰痛が深刻化。何科で診てもらえばいいの?
子どもにはあまり縁がなさそうな「腰痛」ですが。
あまりにもランドセルが重いと、子どもでも腰痛になってしまうことも。。。
小学生位の子どもはまだ骨も細く、筋肉もしっかりとついていないので、ランドセルを背負う姿勢が悪いと、腰にダメージを受けてしまいます。
もちろん、ダメージは腰だけではなく、肩や首などにもあり得ます。
子どものランドセルの重さは、4~5キロ位になることも多くて。
荷物が重い子だと、9キロくらいになることもあるとか!?
大人でもその重さの荷物を持ち歩くのは大変なのに、子どもの体重や体型を考えると、そんなに重いものを毎日背負っていたら、身体は大丈夫かな?と心配になってしまいますよね。
しかも学校に持っていく荷物は、ランドセルだけではなく。
習字セットや絵の具セット、プールセットなど、他にもいろいろと、持ち物があったりしますよね。
一体トータルしたら、何キロ位の重さになってしまうんでしょうか。。
そしてその荷物の重さに加えて、姿勢が悪かったりすると・・・子どもでも腰痛が悪化してしまう要因になってしまうそうです。
心配ですよね・・・。
もし子どもの腰痛が気になるようでしたら、あまりにも悪化してしまう前に、一度病院を受診することをオススメします。
小児科でも診て貰えるかもしれませんが、小児科は小児の内科的な病気を専門にしているので。
整形外科の方が、いいかもしれません。
病院によって対応が異なる場合がありますので、電話で確認をしてから行くと、確実で安心ですね!
スポンサードリンク
「置き勉」や「デジタル教科書」の導入も
教科書などを学校に置いておく「置き勉」ですが、あまりにも重い、子どものランドセルを軽くする対策として、宿題や使わない教科書・道具を、教室に置いて帰ったり。
学校で栽培する朝顔などの植物を、子どもではなく保護者が持ち帰るようにしたり。
少しずつ子どもの負担を軽減するよう、調整は始まっているようです。
「置き勉」と「すべて持ち帰り」では、どれだけ重さが変わるか!?ですが・・・。
学校によっては「置き勉」をすることによって、約2キロも軽減している子もいたりするそうです。
2キロって、かなりの差ですよね!スーパーで売っているお肉の塊2キロを想像してみると、わかりやすいかもしれません。
そして、小中学校の教科書がデジタル化すると言う案があります。
今まで使っている紙の教科書から、電子タブレットを使った「デジタル教科書」に。
政府は2020年までに「小中学生の生徒に、一人一台電子タブレットを普及する」を目標としているとのことです。
2020年というと、もうすぐですよね。
無駄がなくなってとても便利だとは思いますが、やはりデジタル教科書にもメリットデメリットがありますよね。
はたして、デジタル教科書は子どものためになるのか、否か!?
実際に実施してみないと、わからないことだらけですね。
まとめ
ゆとり教育後の、子どものランドセルの重さ。
もちろん対策は必要ですが、デジタル教科書など、未知のことも多いですよね。
小学校は、6年間と長いので。
成長期の子どもの身体に無理をさせすぎないよう、重すぎるランドセルの軽量化は必須!
早めに対策をして欲しいですよね。
<こちらの記事もあわせてどうぞ>
スポンサードリンク
コメント