学校の冬休み明け~2月くらいの間、ちょうどこの時期にわが家では毎年のように家族の誰かがインフルエンザ・ウイルス性胃腸炎・溶連菌などに感染し、家族内で感染リレー(恐)が始まります。。
そして今年も例外ではなく、現在娘3人が溶連菌に感染。私も「うつったかな?」という症状が出始め、怪しい雲行きに。。
でも、今回の溶連菌は突然の嘔吐から始まりました。
溶連菌といえば、喉や頭の痛みと発熱、発疹が出ることもある。という認識だったので、しばらくはウイルス性胃腸だと思いこんでしまい、適正なお薬を飲ませてあげられなかったのです。。
おなじような経験をみなさんにもしてほしくないので、溶連菌は嘔吐や下痢から始まることもあるよ!ということを伝える意味でも、今回の娘たちの症状を記事に残しておきたいと思います。
また、小児科の先生に聞いてドキッとした、抗生物質の薬をしっかり飲まないと引き起こすこともある病気のお話も交えお伝えしていきます!
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溶連菌で嘔吐下痢をした娘。ウイルス性胃腸炎と勘違いしてしまった私。
昨年、一昨年と娘が溶連菌に感染しましたが、その時の症状は主に、ひどい頭痛と喉の痛み、そして発熱でした。
なので、私の中ではその3つが「溶連菌かも!?」と判断する材料だったのですが。。
今回の溶連菌は嘔吐と下痢から始まりました。
始まりは嘔吐
2歳の四女が夜に突然の嘔吐。そのあとも寝ながら4~5回ほど、吐きました。
今までの経験上、「今年も来たな!ウイルス性胃腸炎!!」と身構え、胃腸炎処置セットを準備した私。
そのお陰で、お布団を汚さず嘔吐物を処理することができました。
<ウイルス性胃腸炎や、胃腸炎処置セットに関する記事はこちら。>
2日目は食欲不振
次の日は、嘔吐の症状はなく便も変わりありませんでしたが、食欲はありませんでした。
いつもは食欲の鬼!な四女なので心配でしたが、水分を摂れていたことと元気はメチャメチャあったので、以前胃腸炎の時処方された整腸剤を飲ませ、小児科には行きませんでした。
(いつも、胃腸炎の際は水分が摂れていれば整腸剤をもらって終了だったし、小児科でインフルエンザなどにうつるのも怖かった。。)
その夜、小学6年生の長女が4~5回嘔吐。リレーの始まりを予感。。
3日目に下痢を3~4回
3日目になると、四女のお腹はゆるくなり3~4回下痢をしました。
便の色は白っぽくなかったので、「ロタウイルスでは無いかも」と思いました。
この日、長女が発熱。水分も食事もとれずグッタリだったので、近所の小児科を受診。
問診で「ウイルス性胃腸炎でしょう。ウイルスが体の中にいる間は、熱が出ることもあります」といわれ、吐き気止め&栄養剤の点滴と整腸剤・吐き気止めの薬を処方され帰宅しました。
4日目から四女復活!長女も少し食べられるように
4日目。四女はすっかり復活!下痢もしなくなり、「やっぱり胃腸炎だったんだ~」と納得。
長女は水分は摂れるように、食べ物も少しだけ食べられるようになり元気が出てきましたが、お腹がギュルギュルしたり、時々吐き気が出ていました。下痢はありませんでした。
5日目は三女が嘔吐。私も吐き気と腹痛。
5日目。長女はご飯を食べられるようになりましたが、お腹がギュルギュルする感じと時々の吐き気が治らず。
その夜、3歳の三女が「お腹痛い」と言い出し、4~5回嘔吐。
私も時々、吐き気とお腹がモヤモヤと痛い感じ。「完全に胃腸炎リレーだぁ。。」とあきらめモードに。
6日目、三女受診で溶連菌が発覚!
朝、三女は水分も食べ物も受け付けずグッタリだったので、長女とは別の少し遠い小児科で点滴を受けました(そこは、点滴のお部屋でアンパンマンなどのテレビが見られて長時間退屈せずに過ごせると思った為)。
そして、その小児科で思わぬ診断が。
「溶連菌ですね~」
先生曰く、溶連菌では嘔吐や下痢の症状が出ることもあり、逆に下痢は無いのにいつまでもお腹がギュルギュルしたり、体が怠かったり、寒気がしたりということもあるそうで、なんだか長女の症状に似ているかも。。と不安になりました。
なんと全員もれなく溶連菌に感染していたよ~
三女の点滴、診察、お薬をもらった後、自宅に戻ったのですが、どうしても心配だったので交代で長女と超元気な四女(念のため)を連れて、再度小児科を受診。
結果、私も含め、もれなく全員溶連菌がでちゃいました。。
だから、長女に胃腸炎の薬が効かなかったのか。。ごめんよ長女&四女(>_<)
嘔吐や下痢症状はウイルス性胃腸炎とよく似ているので勘違いすることもあるようですが、溶連菌の場合は嘔吐は長く続かない(1日程度)が多いそうなので、そこがポイントですね!
気になる場合は、溶連菌の検査もお願いするといいかもしれません。
大人も溶連菌になる!症状は軽い場合もあるので見逃し注意!
上にも書きましたが、今回は私も溶連菌に感染しました。
子供がかかる病気というイメージが強い溶連菌ですが、大人だってうつっちゃいます。
免疫力が強い分、大人の場合は症状が軽く済むことも多く、喉が痛かったり頭が痛かったり吐き気があっても、「風邪かな?」と思い過してしまう場合も結構あるようです。
しかし、大人が感染したままでいると、もし子供がしっかり抗生物質を飲んで治しても、また親からうつり、ぶり返してしまうこともあるそうなので注意が必要です。
体調がいつもと違うと感じたらしっかりと受診し、家族みんなできちんと治すことが大事です!!
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溶連菌は処方された抗生剤を最後まで飲み切るのが鉄則!薬をきちんと飲まないと急性腎炎やリウマチ熱になるかも
溶連菌と診断をされたら、抗生物質が処方されます。
今回子供たちと私に処方された薬をみてみると
- 長女と私には、錠剤のセフカペンピボキシル塩酸塩錠
- 三女と四女には粉薬のメイアクトMS小児用細粒
- 全員共通で整腸剤のビオスリー
が処方されました。
下の子二人は再診料のみでしたが、長女と私は3割負担なので
再診料や検査代で1,910円
薬代で930円
合計2,840円
かかりました。
お薬は8日分もらいました。(だいたい1週間~10日分処方されることが多いようです)
抗生物質を飲むと、2日ほどで症状は良くなるので、すべて飲み切る前にお薬をやめてしまう人もいるそうですが、菌が喉の奥などに少しでも残っていると、またぶり返してしまうこともあります。溶連菌は何度でも繰り返しかかるところが怖い病気なのです。
また、小児科の先生によりますと、「この菌は急性腎炎やリウマチ熱を引き起こすこともあるから、処方された薬(抗生物質)は、症状が治まってもやめないで、全部飲み切ってね。」とのことでした。
溶連菌感染症の注意点
さて、ここからは溶連菌感染症についての注意点などをご紹介します。
いつから会社や保育や学校などに行ける?
溶連菌は、抗生剤を飲んでから2日くらいで症状がなくなることがほとんどです。
基本的には喉の痛み、頭痛、吐き気、発疹などの症状がなくなったら会社や保育園、幼稚園、学校などに行くことが可能です。
ただし、会社や保育園、幼稚園、学校によって出社、登園、登校がOKとなる基準がちがいますので、必ず確認しましょう!
予防接種はいつからできる?
溶連菌と診断されたら、4週間は予防接種を受けることはできません。
お子さんが小さいうちは予防注射の予定がたくさん入っていて日程がズレると大変かもしれませんが、我慢しましょう。
3週間後には再度受診して尿検査を受けましょう
3週間もすれば、症状はすっかり治っていると思いますが、再度受診をし、尿検査をする必要があります。
急性腎炎などを発症していないか確認するためです。
最後までしっかりと治し切ったことがわかれば安心ですよね(^^)
家族が溶連菌になったら、感染対策を!消毒は何を使えばいい?
同じ家で生活している家族が溶連菌と診断されたら、高確率でうつってしまうこともありますが、できる限り感染を防ぎたいですよね。
感染予防に有効なのは
- 家の中でもマスクをする
- 向かい合って食事をとらない(できれば別々に食事する)
- うがい手洗いをしっかりする
- タオルの共用は避ける
- こまめに手を消毒する
などです。
溶連菌は、様々な消毒剤に対する抵抗力が弱い最近なので、エタノールや次亜塩素酸ナトリウム、逆性石けん液(ベンザルコニウム塩化物液)など、一般的に市販されているほとんどの消毒剤が有効です。
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まとめ
溶連菌は一度かかってもまた、何度でも繰り返すことがあります。
感染したことがわかったら、処方された抗生剤をしっかりと最後まで飲み切りましょう。
家族や兄弟同士でうつって何度も繰り返す場合があります。
一度に全員で治してしまうことが大切です。
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